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幸せな哀しみの話―心に残る物語[15冊目]
山田詠美さんが厳選した短編集というか、中編集です。
大体1940年代〜1980年代くらいの作品が集められていて、全て作者も違います。

実際のことろ、全体的に暗いのですが、
なぜかとても心に残る。まさにタイトル通りです。

「幸せな哀しみ」というフレーズで、感動的なお話を期待する方も
いらっしゃるかもしれませんが、感動的な要素はゼロに近いです。

個人的には以下の作品が印象に残ったかな。


=========================
クリストファー男娼窟 草間弥生 1984

ニューヨークのスラムで男娼業を営み
コカインにその殆どの稼ぎを使ってしまう黒人青年と、
その黒人青年に惚れ込んで1週間契約で体を買った初老の白人男性の話。
細かく書くとネタバレになってしまうんで書かないですが、
決して官能小説ではありませんのであしからず。
黒人男性と、初老の白人男性の交わりが
かなりリアルに描写されていて、
ちょっと電車とかで読んでいると赤面してしまうのですが、
いやらしいと言うよりは、性の美しさと汚さが
ここまで詩的に表現できるのか〜と感心。
そういう描写に抵抗が無い方はぜひ。

=========================
骨の肉 河野多恵子 1969

交際していた男性に一人置いて行かれた女性の、
過去の回想と妄想が入り交じった一人芝居。
これまた詳しく話すと、短編のためネタバレになるので
控えますが、ラストシーンは読者サイドとしてはあまり救われないです。
全体としては、食事のシーンの描写が
あくまで恋愛行為の一環として書かれていて印象的でした。
タイトルにあるように、あくまで「骨と肉」ではなく「骨の肉」、なんだなと。
食事シーンなのに全然食欲をそそられないです。


引き続き暗めでやる気の出ない本をレビューしていこうと思います。
次はわたくしのホームグラウンド「児童文学」行きたいです。

制作部豆腐

| CF文庫-制作部 | 16:55 | comments(1) | trackbacks(0)
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コメント
全体的に暗いのに、なぜか心に〜

と、ブログにあったので気になってます。
だけど、本気で沈んでしまったらどうしようとチキンな総務さんです。

いつか!いつか貸してください。
| 総務さん。 | 2009/06/29 6:29 PM |
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