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ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉 [62冊目]
評価:
リチャード P. ファインマン
岩波書店
¥ 1,155
(2000-01)

 専門的な話になると?な部分もあったのが残念だったけれど、それでもとても良い刺激になった。

簡単に言うと物理学者の自伝だけど、それだけでは終われない。
こと物理に関して自分に素直すぎる彼の姿勢は本を読めばよくわかる。
「?」と思うことを解消することにひたすらに労力を費やす、こどもの好奇心がそのまま残っているかのようなファインマンさん。

多くの子供が好奇心のままに生きてきたように、
小学生のころ、やたらダンボールでものを作ったり、
何をすれば楽しいか、遊び方を考えて見たり、
町を探検してみたり
中高で数学やいろんな問題を解くことをを楽しんだり、
ファインマンさんとスケールはちがえど、私が少し忘れていたようなことをたくさん思い出させてくれた。

ものを作ること、好きなことを深く長く考えることがどれほど楽しいことか、それを表しているのがファインマンさんそのもので私は読んでいてすごくうれしくなった。


制作部さ行
| CF文庫-制作部 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0)
クワイエットルームへようこそ [55冊目]
たまたま見かけた映画の予告編がおもしろそうだったので
映画を見る前に原作を読んでみました。

いきなり精神病院の閉鎖病棟に強制入院させられる主人公。
自分はこんなところにいるようなことはしていない!と主張するのですが、
「死のうと思って自殺する人と死ぬ気がないのに自殺してしまう人のほうが怖い」
と言われるシーンが印象的でした。

自分が正常か異常かって他人に決められてしまうんだなと思ったら
ちょっと恐ろしいですね・・・。

この物語の中には、さまざまなタイプの患者が登場しますが
たぶん閉鎖病棟という特殊な場所でなくても
こういうめんどくさい人はいるなと共感してしまいました。

ちなみに冒頭のシーンが非常に衝撃的ですが
そこはなんとか乗り切って読んでください!

また、他のレビューにも結構書かれてましたが
著者が男性(松尾スズキ)で、女性視点で書かれた小説なのに
全然違和感がなかったです。不思議。

制作部ちくわ
| CF文庫-制作部 | 19:44 | comments(0) | trackbacks(0)
幕末新選組 [53冊目]
今年の大河ドラマは「竜馬伝」ということで
幕末明治好きとしてはテンションあげていかなくてはなりません。
というわけで「幕末新選組」を読みました。

タイトル通り新選組のお話ですが、
主人公は土方歳三や沖田総司よりややマイナーな二番隊組長永倉新八が主人公です。
幕末の情勢や政治的なことはあまり細かく説明されておらず
新八の目線で新選組の隆盛と衰退が簡潔な文章で書かれています。

典型的な江戸っ子新八とおぼっちゃま育ちの藤堂平助、豪胆な原田左之助は
やはり新選組にはかかせないです。(私が勝手に三人組ということにしてますが)

少々ネタバレですが、新八は幕末の時代を生き抜き、大正初めまで長生きしてます。
新選組その後の話もなかなか興味深いですので、ぜひ一読を。
歴史小説が得意でない方にもおすすめです。

制作部ちくわ



| CF文庫-制作部 | 21:36 | comments(0) | trackbacks(0)
すぐそこの遠い場所 [49冊目]
評価:
クラフト・エヴィング商會
筑摩書房
¥ 945
(2004-04-08)

 なんてニクイ本を書くんだろう、クラフトエヴィング商會は。
全く私好みの本じゃなかろうか。
空想するというのは、これほどまでにおもしろいことなんだな。

この事典にでてくるものは空想上のものなのに、ひとつひとつにちゃんと物語があって、とてもわくわくしながら読み進めていました。
雰囲気はちょっとミヒャエルゾーヴァを思い出します。

中の挿絵も好きだし、この本にもとても合っている。
どれもすてきなエピソードばかりだけど、
「残像保管庫・残響音保管庫」はとても印象に残っています。
イプシロンではそんなアルマジロの迷信があったのか……!なんとかわいらしい。

読み進めて、アゾットにあるものを知っていくことで、アゾットという世界を想像するのがとても楽しくってしまう本です。
現在ある言葉や、歴史的人物、書籍なども、少し違った名前や意味で出てくるのもとても面白い。

ファンタジーとかメルヘン好きな人にはもちろん、事典とか神話とか好きな人も楽しめるかなと思いました。

欲を言えば、「事典」と言うからにはもっと分厚い本にして欲しかったかな。
でも最後のクラフトエヴィング商會の言葉が彼らの真意を表していたので、それも良いかなとも思えた。

とりあえずこの人たちの他の本、全部読みたい。
ところで、レビューってどこまで内容に触れてokなのかわからない…!


制作部 さ行
| CF文庫-制作部 | 12:17 | comments(0) | trackbacks(0)
47都道府県 女ひとりで行ってみよう [47冊目]
 コミックエッセイの作家、益田ミリの旅エッセイ本です。
最初は著者のコミックエッセイを本屋で見て気になっていたのですが、
そのうち手元に置いておきたくなり、買い始めました。
著者のコミックエッセイは、鋭いセリフを簡素にして、
文節ごとに細かくコマ割りするなど俳句のような独特な話の作り方で、
読後感がとても良いのです。
そんな益田ミリの書く本にも興味がわき、読んでみました。

30才独身の益田ミリは、日本の都道府件全てを一人で旅する企画をたてました。
何事にもあまり興味を示さない著者ですが、その分こだわりなく旅先の文化を
素直な目で受け入れられるようです。
彼女の必要最低限の言葉しか使わない文章とかみ合って、テンポ良く最後まで読めました。

自分の出身の県の章と四コマを見つけると嬉しくなるので、自分の県のページだけでも
めくってみてはいかがでしょうか。


制作部麦
| CF文庫-制作部 | 10:18 | comments(0) | trackbacks(0)
ドミノ [45冊目]
評価:
恩田 陸
角川書店
¥ 580
(2004-01)

 なんだってー!
単行本には登場人物のイラストが載ってるだってー!
今度本屋に見に行こう。
そういうことはもっと早いうちに書いといて!
と、読み終わって早々思いました。

この本は登場人物が異様に多い。多すぎるだろ!てくらい。
重要人物が27人も出てくるというトンデモナイ本です。

私としては結構たのしめました。
かなり無理矢理で都合よすぎだろ!って展開もありますが笑って許せます。
どたばた感は、三谷幸喜の有頂天ホテルにかなり似ています。
わざとなのか、いろんな所に突っ込みどころがあっていい加減なこともあるのですが、ギャグ漫画みたいな感じで読み進められます。
なーんにも得るものはないけど、その時間は楽しめます。
この勢いで、早く違う本よみたいなーと思います。

関心したのは、最初に登場人物一覧と、それぞれの一言が書いてあったこと。(単行本だとイラストも載ってるそうですが、)書いてある一言がそれぞれをよく表せていて、キャラの魅力を引き立たせる要因になっています。
逆にこういうのに頼るのも小説としてはどうなんだろうとは思いますが、エンターテイメントなのでより楽しめたら別に良いんじゃないかって気がします。
舞台の東京駅がとても具体的に描かれているのも良かった。
舞台がしっかりしているので、ストーリーに多少の無理があってもお話として受け入れられるんだと思う。
東京駅は新幹線使う時にしか降りない駅だったけど、今度降り立ったらちょっとゆっくり見回してみようと思わせてくれた本。

あ、でも終わり方は、もうひとひねり欲しかった!


制作部さ行
| CF文庫-制作部 | 12:06 | comments(0) | trackbacks(0)
東京・江戸 地名の由来を歩く [43冊目]
歴史も好きですが、地理も好きです。
というわけで、今回は地名についての本です。

水に関係がある町や戦いに関係がある町などジャンル別に分かれており、
写真もまじえて東京の地名の由来が解説されています。
以下、いくつか挙げてみました。

・目黒
江戸を守った五色不動(青・赤・黄・白・黒)の中の目黒不動尊から。

・八丁堀
長さの単位「丁」から。八丁=約800メートルの堀があったことから。
八丁堀駅近くの桜川公園は埋め立てられた堀の上にある。

・秋葉原
明治に起きた大規模な火事のあと、火除地の中心に立てられた「秋葉神社」から。
「あきばがはら」と呼ばれていたが、駅をつくる際に「あきはばら」になった。

・神楽坂
早稲田大学そばの穴八幡宮から来たみこしが休憩する「御旅所」があったことから。

・亀有
江戸時代より前は「亀無」だったが、江戸幕府が国図を作るにあたり「なし」は縁起が悪いので「あり」に変更した。亀は「亀の背中のような小高い土地」の意味。

板橋
旧中山道が石神井川を渡る地点にかけられた橋から。現在は木製の橋を模したコンクリートの橋がかかっている。

1つの地名について3〜4ページというボリュームなので
テンポよく読み進めることができます。
歴史にあまり興味がなくても読みやすく、辞典のような本です。
地名の由来から自分の住んでいる地域の歴史にも興味が広がると思います。
この本を片手に東京散策するもよし、ちょっとした小話用にも使えるかもしれません。

制作部ちくわ
| CF文庫-制作部 | 10:25 | comments(0) | trackbacks(0)
深夜プラス1 [41冊目]
評価:
ギャビン・ライアル
早川書房
¥ 798
(1976-04)

おもしろかった…!
男たちの意地です。たいへんおもしろかったです。

読んでる最中にプリズンブレイクをいちから見ていたので、マガンハルト(この本の登場人物)のイメージはプリズンブレイクのポープ所長でした。
残念ながら他にキャラのかぶる人はいませんでしたが、出し抜く感じがやっぱかぶるんですね。この本のほうがダイナミックでなくて巧妙だけれど。

ケイン(主人公。またの名をカントン)は頭の切れる男です。
それはもう切れっ切れなことはよくわかりました。(プリズンブレイクでいうとマホーンかな。)
でも敵はあまりに無能すぎるようにも感じました。
わざと?
そのへんはよくわかりません。
ので、読み返してます。

彼らは今までの経験から、そういう生き方しかできない男たちの集まりで、
その中でケインだけが、この事件を通して自分を知った人間なんだろうな。
自分のことを本当に知っている人間は存外いないもんです。
自分の愚かさを認めることも必要かもしれないから。
ハーヴェイも少しだけそれに触れたけど、やっぱり一瞬だった。
でもそれが悪いというわけでもない。
生き方に正しいか悪いかなんてものはなく、それぞれの意地の通し合いみたいなことをしてるけど、その中で生まれる迷いや葛藤や自信なんかの人間的な感情がどんな行動となって表れるのか。
役割や性格、好む武器にも考え方の違いが表れていた。

女は男たちのような不器用な生き方をしていなかったというのも印象的だった。


アランとベルナールがただの阿呆にしか思えませんでした。なんという無能。
それはやっぱりカントンのポジションの人間がいないからでしょうか。
それとも黒幕の愚かさ故?
まあ過去の兵士たちが今の時代でも同じように仕事をこなせるわけがないです。
カントンは就いてた役割が今でも生かせるものだったってだけだし、敵が同じ時代の人間じゃなかったら勝ち目はないだろうし、そもそも依頼されないか。
ただ、この中で一番考えを巡らせ、答えまで行き着いたカントンだけが唯一、これから先の生き方を自分で選んで行けるんじゃないでしょうか。

二回目を少しずつ読み直してる最中です。
すべての真相が明らかになっている状態で読むと、発言や仕草から、どんな人かがわかりすぎるほどよくわかるので、また別のおもしろさがあります。


制作部さ行
| CF文庫-制作部 | 12:20 | comments(0) | trackbacks(0)
長い長いお医者さんの話 [38冊目]
評価:
カレル・チャペック
岩波書店
¥ 756
(2000-06)

 チャペック童話は、正義が必ず勝つとか、王子様と結婚するとか、そんな夢物語中心のお話はほとんどなく、もっとありきたりで普通の人間が登場することが多いように感じます。
だから主人公が必ずかっこよかったり、正しいわけでもなく、むしろダメな部分も含めて描かれています。

登場人物が少しだけ勇気のある行動をしたり、彼らの仕草から
こどもたちに対するチャペックの想いがあふれているようにも思います。

でてくる食べ物や風景の表現は、チャペックが過ごしてきた場所や食卓の雰囲気なんだろうなと思ったりすることがとてもここちよいです。
言葉のひとつひとつからチャペックの考えを吸収することができるのがとても楽しくて、まるでほんとうにあった話を、チャペックから直接聞いているような気持ちすらするのです。

印象的だったのが山賊の話で、これだけ終わりかたが他の話とずいぶん違っていますが、この話を書いた時代のチャペックを考えると、また何か発見がありそうです。
チャペックは童話を読むすべての人々の父であるなぁと感じた一冊でした。


制作部さ行
| CF文庫-制作部 | 12:14 | comments(0) | trackbacks(0)
民俗学への招待[34冊目]
お正月にお餅をつく理由や幽霊や妖怪についてなど
あらゆるジャンルについて書かれていますが
出版された年が1996年と言うこともあり、
阪神・淡路大震災やオウムの一連の事件に絡めた話が多いです。

ちょっととっつきにくいタイトルではありますが
新聞や雑誌にコラムとして連載していたものをまとめた本なので
タイトルほど難しい感じはしないと思います。

どんなものにも「民俗学的視点」があって、
なにげない習慣もどんな意味があるのかと
考えるきっかけになる本だと思います。

制作部 ちくわさん
| CF文庫-制作部 | 19:18 | comments(0) | trackbacks(0)
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